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お金を増やすのがうまい人」たちが絶対にしない5つのこと

お金を増やすのがうまい人」たちが絶対にしない5つのこと

「なるべく短い期間でひと財産築きたい」と誰もが思いますが、その発想は「宝くじを当てたい」というのと同じようなもの。現実に多くの個人投資家が過度なリスクテイクを行い、大勝ちや大負けを繰り返しながら、資産を増やせないでいます。そこから抜け出すためにはなにが必要か――。今回はそうした人たちがハマりがちな「5つの誤解」について紹介したいと思います。
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投資のスタイル
 最近資産形成の相談が多くなっているのですが、開口一番に「今年一番儲かるものは何ですか? ?」といったご質問をいただくことがあります。以前寄稿した記事のとおり(『普通の人が「億単位」の資産を築いた…!  その意外すぎる投資法』)、短期的だろうと長期的だろうと、有望な市場(国)やアセットクラス(株式・債券など)は誰にもわかりません。敢えて申し上げるなら「多くの人が一番有望だと感じている資産が最も期待できず、多くの人が最も買う理由などないと考えている資産こそが最も有望」だと思います。

 資産形成に唯一正しい手段というものはありません。ウォーレン・バフェット氏のように割安株の長期保有で資産を築ける人がいますし、短期のデイトレードが一番リスクは少ないと考え成功している人もいますし、空売りで成功する人もいます。投資は金融商品だけではありません。不動産投資で資産を築く人もいらっしゃいますし、仮想通貨がバブルだったころにうまく売り抜けて一生分の資産を築けた億り人も多くいらっしゃるでしょう。

 方法は何でもいいのです。自分がうまくやれるスタイルに早めに巡り合い、実践できるのであれば幸せなことでしょう。しかし、これまでに何千人と個人投資家と接してきて、こうした自分なりのスタイルを確立して資産を築いているという投資家に出会ったことは、ほぼありません。

 「自分のスタイルを確立しているのであれば、わざわざアドバイザーに頼る必要はないので、会いに来るわけがないだろう……」というご意見はごもっともですが、残念ながら“ほぼすべての個人投資家は、自分の得意な投資スタイルを確立し資産を築くことは出来ない”という意見については賛成という方が多いのではないでしょうか。
運に頼る
 自分なりのスタイルがないと多くの人は他人の価値観に流されてしまいます。例えば仮想通貨の将来性がすごいと聞くと、よく理解しないままイメージで投資してしまったり、以前指摘したようにAIやロボティクスといった人気のテーマ型投資信託に投資をして高値掴みになったりします。

 仮想通貨・FX・テーマ型ファンドといった価格変動が大きな商品を保有している投機家に「なにもそんなにリスクを取らなくてもいいじゃないすか?」と言ってみたところで、何十年もかけて2倍・3倍なんてやってられない、もっと早く成果が欲しい、ひと財産築いてリタイアしたい…といったご意見をいただきます。

 短期間で資産を築くということは相当の価格変動リスクを背負うことになるのです。「リスクを取らないとリターンは取れない」というのは当然です。しかし筆者は「あなたが事業を立ち上げるならリスクを取らないと成功しないでしょう。でも資産形成は過剰なリスクを取っているといつまでたっても成功しない」と伝えています。

正しいリスクの取り方
 資産形成においては、大きなリターンをあげることより、大きな損失を回避することが重要になります。極端なイメージですが、次の3つの商品が存在したとするとあなたはどれを選択しますか? 
 A:毎年5%ずつ上昇する商品
B:1年目は+30%、2年目はー20%、3年目は+30%、4年目はー20%と繰り返す商品
C:1年目は+50%、2年目はー40%、3年目は+50%、4年目はー40%と繰り返す商品

 Aは毎年5%ずつしか上昇していないのに対して、BやCは上昇時のリターンが大きく、利益が出そうと考えられた方もいるかもしれません。結果は次のチャートになります。

 この結果を不思議に感じた方も多いのではないでしょうか。特にBとCは2年の合計だと共に+10%なのに、片方は上昇して、もう一方はどんどん値下がりしているのです。

 結論的には資産形成で成功するポイントは「大きなリターン」よりも「大きな損失を回避する」ことが重要で、大きな価格の下落を繰り返すたびに資産形成が困難になっていくのです。資産形成の場合にはハイリスクがハイリターンではなく、ハイリスクがローリターン(もしくはマイナスリターン)につながってしまうのです。

 しかし、多くの投機家はとにかく短い期間で資産を築きたいがためにリターンを求めます。その考えが逆に資産が増えていくことを妨げてしまっているのです。

 「上昇したら利益を確定して、下落局面では投資をせず、また上昇し始めたら買えばいい」と考える方もいらっしゃるでしょう。おっしゃる通りでそれが一番効率的なのですが、それが出来る人は伝説の投資家になれるでしょう。つまり不可能なことなのです。
長期分散投資、実は難しい
 筆者は資産形成には大きなリターンよりも、着実なリターンや大きく損しないことの方が重要と考えています。投資の世界では過度なリスクテイクはハイリターンにはつながりにくいということです。では、投資家はどのような投資をするべきでしょうか。大きな損失を回避するためには、①価格変動の小さな投資商品を選択する、②複数の資産を組み合わせて分散投資を行うという方法が考えられます。

 近年では市場動向を予測して商品を選択するのではなく、分散投資をしたいわゆるバランスファンドが増えています。様々な国や、様々な資産(株式・債券・リートなど)に分散投資をすることにより、良いものもあれば悪いものもあり、結果としては価格変動が小さくなるという商品設計です。投資の考え方としては王道といえる投資法なのですが、筆者はこの分散投資にも注意が必要だと考えています。

分散投資は意外とハイリスク
 分散投資の何が問題かというと、現在日本で購入が可能な公募投信のバランスファンドは価格変動が意外と大きいのです。理由は大きく次の2点になります。

 ①為替リスクが存在する
②以前より各資産間の相関性が高まっている

 ということです。

 為替は比較的価格変動が小さい米ドル/円相場でも年間10%近くの変動があります。それだけでも大きな変動要因です。また、株式については、例えば90年代は日本株式はバブル崩壊で下落をしたが、米国株式は大きく上昇しました。そのため両国の株式市場に分散をしていればプラスリターンを確保できました。しかし、2000年代(特にリーマンショック以降)は世界の株式の相関性が高まり、米国株式が上がった日には日本もアジアもヨーロッパの株式市場も上がり、逆に米国株式が下がれば他国もだいたい下がるという状況になっており、分散の意味が薄れています。

 そのため日本株式・日本国債・海外株式・海外債券の4つの資産に分散投資するバランスファンドでもリーマンショック時には-35%程度、2015年のチャイナショック時には-15%程度、2018年の10月~12月の相場下落時には-12%程度という結果になってしまいました(つまり、数年に一度は10%以上の下落を経験している)。

 価格変動を抑制した運用がリターンに結び付くと言っておきながら、価格変動を抑制した商品の選択が難しいという結論になってしまうのですが、ではどうすればいいかというのは次回以降でご紹介できればと思います。今回は、投資の世界では大きく勝つことよりも、大きく負けないことを心掛ける必要があるということをご理解ください。


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プロフィール

諸葛孔明

Author:諸葛孔明
サラリーマンを辞めて「専業トレーダー」やっています。現在は、配当重視株7割 売買3割でやっています。
(注)「FHファンド」は、個人事業届出時の屋号です。投資顧問業ではありません!

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