投資のプロが宝くじを買わない理由!

ひと山当てる」って言葉があります。
株でも使われることが多くなってきました・・・・・・
日本コークス」というつぶれかけた会社の株価が昨年6月に60円でしたが なぜか急騰して12月115円を付けました。この株を1000株なら6万円ですから数十万株から数百万株買った話がブログに出ていました。100万株買っていたら5000万円儲かったって話です。いわゆる「絵に書いた餅」ですよね!「安値で買って高値で売る」って通常できないです。同じようなもので「昭和電工」って株があり安値980円からいま1760円です。ここは 業績が回復ってことで当ファンドも1060円で800株買って1360円で売りました。こんな物騒な株は触ってはいけません!
まるで「宝くじ」です!
業績が良い株を誰も知らないうちに買って会社の成長とともに株価が上がるのを待つ」これが「株の王道」です!

そうだそうだ


投資のプロが宝くじを買わない理由
2015年8月17日 広木隆 / マネックス証券チーフ・ストラテジスト


 これまで2回にわたり、利益・損失の捉え方に対する人間心理の非対称性について述べてきた。
 経済価値としては同じ100万円であっても、利益の100万円と損失の100万円では精神的な受け止め方が違う。100万円もうけて「うれしい!」と思う気持ちがプラス100ならば、100万円損して「悲しい!」と思う気持ちはマイナス300にも感じられる。
 そうだとすれば、勝てば100円もうかるが、負ければ100円の損となるような賭けには誰も手を出さないはずである。さきほどの例で言うなら、勝てば300円のもうけ、負けても100円の損で済むような賭けで、ようやく精神的にはイーブン、それならやってもいいと思うひとがいるかもしれない。
 しかし、これでは「ロー・リスク、ハイ・リターン」だ。そんなおいしい話はそうそう転がっているものではない。世の中は「ハイ・リスク、ハイ・リターン」か「ロー・リスク、ロー・リターン」が原則だ。
「期待値」という考え方を知ろう
 このコラムの読者は、まさにこれから投資に踏み出そうというシニア層を想定している。そうした方にとっては、ここからの話はちょっと応用編で実際の投資にすぐに役立つものではない。しかし、ものごとは本質を理解することが重要だから、あえて述べておく。資産運用や証券投資を行ううえで非常に大事な概念がある。それが「期待値」という考え方である。
 「期待値」とは、ある試行をおこなったときに「実現する値」と「確率」の積を足したものだ。例えば、コインを投げて表が出れば200円が支払われ、裏が出れば払い戻しは0円、つまり賭け金が没収される賭けがあったとする。表裏がでる確率は50%ずつである。
 この賭けの期待値は(200円×50%)+(0円×50%)=100円である。
 この賭けの賭け金がいくらなら、ひとびとはこの賭けに応じるだろうか。100円だったら普通のひとは賭けをしない。期待値としての(不確実な)100円よりも、いま確実に財布のなかにある100円を選ぶだろう。それが合理的な選択である。
 経済学は、「ひとは合理的な判断をするものだ」という仮定のうえに成り立ってきたが、実際の人間はそれほど合理的ではない。そうした人間心理の非合理、矛盾を研究する学問が、「プロスペクト理論」などで紹介してきた行動経済学という分野である。行動経済学は、ひとは経済的な合理性にのっとって判断・行動するものではないという視点に立脚している。
大勢の人が期待値の低い「宝くじ」を買う矛盾
 例えば、さきほどのコイン投げの賭けの例、期待値としての不確かな100円よりも、いま確実に財布のなかにある100円を選ぶから、賭け金が100円だったら普通のひとは賭けをしないと述べた。が、しかし、実際は大勢のひとがこれよりひどい賭けに手を出しているのだ。宝くじが、その最たるものである。

 サマージャンボ宝くじの1等賞金5億円が当たる確率は1000万分の1だから期待値は50円。一番下の5等300円は10本に1本当たる。期待値は30円である。1等から5等まですべて期待値を合計すると約145円。宝くじは145円の期待値のものを300円払って買う。1枚買うごとに155円損する勘定だ。
 プロのトレーダーなら絶対このような賭けにおカネを投じない。カジノで稼ぐプロのギャンブラーも同じである。彼らがやっていることは基本的に同じである。それは、期待値がプラスのものに賭けるのだ。正確には、投じた資金を上回る期待値、すなわちプラスのリターンが期待できるものに賭け続けるのである。
投資のプロは「ゆがんだコイン」を探し出す
 例えるならば、ゆがんだコインを探すようなものだ。表と裏が出る確率が、50%ずつではなく60%と40%となっているようなゆがんだコインを使った賭けを探してそれに参加するのだ。
 賭けだから、必ず勝つとは限らない。最初の数回、確率的には出ることの少ない裏が連続して出るかもしれない。しかし、このコイン投げをずっと続けていけば、表と裏が出る回数は6対4に収れんしていくだろう。

 もしくは確率は50%ずつだが、アップサイド(上昇時)のリターンが、ダウンサイド(下落時)よりもずっと大きい賭けを探すのである。
 このコラムの冒頭で、「勝てば300円のもうけ、負けても100円の損」という賭けは「ロー・リスク、ハイ・リターン」であり、そのようなおいしい話はそうそう転がっているものではない、と述べた。ところが実は投資というものは、「ロー・リスク、ハイ・リターン」の賭けをどれだけ見つけられるかが成功の要諦でもあるのだ。
 既に述べた通り、今日の話は初心者にとってすぐに役立つものではない。しかし、世の中のプロトレーダーやヘッジファンドの思考法を知っておくのは無益ではあるまい。期待値がプラスのものに賭ける。これが投資の必勝法である。
 <「ビジネスマンの投資術」は毎週月曜日に掲載します>

広木隆
マネックス証券チーフ・ストラテジスト
1963年、東京都生まれ。上智大学外国語学部卒業。国内銀行系投資顧問、外資系運用会社などの運用機関でファンドマネジャーを歴任。2010年から現職。経験と知識に基づいた金融市場の分析を行う。著書に「勝てるROE投資術」(日本経済新聞出版社)など。マネックス証券ウェブサイトで、最新ストラテジーレポートが閲覧できる。


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Author:諸葛孔明
サラリーマンを辞めて「専業トレーダー」やっています。現在は、配当重視株7割 売買3割でやっています。
(注)「FHファンド」は、個人事業届出時の屋号です。投資顧問業ではありません!

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