安倍首相の真珠湾訪問で日本の歴史を振り返ってみる。

首相の真珠湾訪問で暴かれる「日本だった韓国」と「逃げ回った中国共産党」 「抗日戦勝利」の妄想
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産経新聞 2016年12月18日

 安倍晋三首相の米ハワイ・真珠湾訪問は、大東亜戦争で激烈な戦いを繰り広げた主敵が米国だった不動の史実をクッキリと浮かび上がらせる。半面、日本を打ち破り、独立を果たしたと、「抗日戦勝利」なる夢に取り憑かれた韓国と中国の「戦勝国なりすまし」を際立たせる。

 韓国は大日本帝国に併合され、韓国人は帝国軍人として戦った。日本を負かした米国の進駐で、棚ぼた式に日本統治が終わりを迎えた。中国大陸でも、帝国陸海軍の正面は国民党軍で、共産党軍は逃げ回っていた。降伏調印式には当然、中華民国=国民党代表が出席した。

 近代史を不完全燃焼で終えた分、中韓両国は今になって対日嫉妬の炎をたぎらせる。歴史を正視すると、自信や誇りが傷付くので、歴史の捏造・粉飾で傷口を癒やす。

 「戦勝国気分」を味わいたい両国は「歴史づくり」の一環として将来、真珠湾での追悼式典に出席を打診するかもしれない。その際、米国側には是非、「式典は、式典会場外側の観光客ゾーンからながめて」と、中韓への正確な返答を求めたい。

 朝鮮民族は、大東亜戦争(1941~45年)以降、今に至るまで「連合国」を気取ってきたが、近代に入り日本と朝鮮は本格的に戈を交えていない。戦前~戦中~戦後と、まともな対日ゲリラ抗戦も民族蜂起も起きていない。むしろ、1910年に併合された朝鮮は枢軸国・大日本帝国として戦った。国際法上も実態上も連合国詐称は無理スジだ。

韓国の朴槿恵大統領は、北京で2015年に開かれた「抗日戦争勝利記念」行事に出席したが、韓国の「連合国願望」史は筋金入り。初代大統領・李承晩は長崎県・対馬の「返還」要求と抱き合わせで、領土も画定する「サンフランシスコ講和条約署名国の資格がある」と1949年、米国に訴えた。戦勝国=連合国入りさせろ-とゴネたのだ。

 駐韓米大使は米政府に口添えした。ワケがある。韓国は在日朝鮮人の連合国民扱い=賠償を求めるなど、国際の法・常識を無視する数多の無理難題を吹っ掛けたが、日本は無論、米国もほぼ飲めぬ内容だった。米国は無理難題を押さえ込むべく署名要求を預かり、条約草案で一旦は締結国リストに加えた。

 しかし、韓国は日本と戦っていないと英国が異を唱え、朝鮮戦争(1950~53年休戦)を共に戦っていた米国も英国にならう。米国は《連合国共同宣言》への署名(42年)がないとも指摘したが、韓国は執拗に食い下がった。

 宣言参加国は最終的に47カ国。全物的・人的資源を対枢軸国用戦力に充てる方針に同意していた。間の悪いことに、フィリピン独立準備政府や多くの亡命政府も参加していた上、連合国(United Nations)なる用語が宣言で正式採用された。

 交渉過程で韓国は、日本の講和条約締結を終始妨害し、島根県・竹島の編入すら主張した。結局、韓国が得たのは在朝鮮半島の日本資産のみ。講和会議へのオブザーバー参加も拒絶された。

棚ぼた式でもらった独立

 日本だった朝鮮の人々は、欧州列強の植民地兵のごとく人間の盾にされもせず、日本軍将兵として戦った。朝鮮人の軍人・軍属は24万2千人以上。朝鮮人高級軍人の目覚ましい武勇に触発され、志願兵の競争率は62倍強に沸騰した。2万1000柱の英霊が靖国神社に祭られる。

 国際社会に連合国資格を一蹴されても、韓国は歴史の捏造・粉飾にふけった。韓国の教科書にも載るが、《韓国光復軍》創立73周年の2013年、韓国メディアは講釈した。

 《英軍と連合して1944年のインパール戦闘をはじめ、45年7月までミャンマー(ビルマ)で対日作戦を遂行した》

 韓国光復軍は、中華民国=国民党政権の臨時首都・重慶に在った朝鮮独立を目指す亡命政府もどき「韓国臨時政府」の武装組織で、1940年の創設。だが、動員計画は遅れ、創設1年目の兵力は300人だった。米CIA(中央情報局)の前身で抵抗活動を支援するOSS(戦略諜報局)の協力下、朝鮮半島内で潜入破壊活動を考えたが、日本降伏が先になった。そもそも「臨時政府」自体、能力的欠陥が目立ち過ぎ連合・枢軸国双方が承認を拒んだ。

 戦後も米国は、朝鮮を国家でなく日本だったと公認。日本の統治権を取り上げ直接軍政を敷き、光復軍も武装解除した。米国は38度線以北に陣取るソ連軍をにらみ(1)統治能力欠如(2)度し難い自己主張や激高しやすい民族性(3)偏狭な民族主義や共産主義の跋扈…など、信頼性を欠く韓国に国家権能を与えたくなかった。現に、「臨時政府主席」の金九は個人資格で“帰国”した。

韓国は「日帝を打ち負かして独立を勝ち取った」のではない。終戦3年後、半島で統一国家建設をたくらむソ連に対抗した対日戦勝国・米国が長期信託統治を断念。米国に独立を大きく前倒ししてもらった棚ぼた式だった。金も自伝で憂いた。

 《心配だったのは(大東亜)戦争で何の役割を果たしていないため将来、国際関係での発言権が弱くなること》

 独立しても韓国は韓国であり続ける。

 憲法上、韓国が日本と成った日韓併合は存在せず、代わりに併合期の《3・1運動/1919年3月1日》を起点とする建国物語が記される。韓国は3・1を「独立運動」と認定するが、たった2カ月で収束。米国独立時の長期・大規模戦争を思い描くのは誤りで、反日暴動でしかない。日本国憲法も“不磨の大典”と誤認識され、信仰対象と化したが、韓国憲法は研磨し過ぎでバーチャル世界に踏み込んだ。前文にはこうある。

 《悠久の歴史と伝統に輝くわが大韓国民は、3・1運動で建立された大韓民国(韓国)臨時政府の法統…を継承》

 朝鮮人が日韓併合期の3・1運動に際し独立を宣言した点は史実。ただ、憲法が宣言をとらえ、建国をうたうのは無茶だ。この脚色だと、韓国は大韓帝国の正統後継国家で、日韓併合は史上存在しなくなる。《大韓帝国→大日本帝国→米国軍政→韓国》との正史ではなく《大韓帝国→日本の植民地→臨時政府→韓国》との虚構だ。日韓併合は国際法上合法なのに、朝鮮も大韓帝国も世界地図から消えた哀史を正視できないでいる。

 何よりも、李承晩が大東亜戦争後の1948年に行った独立宣言の正統性まで問われる。 

 邦家の命運を外国に委ねる日本の怪しげな憲法でさえ、歴史はデリートしてはいない。

中国の「誇大倍率」

 朝鮮は中国と文化的同質性をもった「小中華」と自讃したが、本家の「中華」とは歴史の捏造・粉飾の「誇大倍率」に、かなりの差がある。習近平国家主席は2014年12月、南京大虐殺記念館での式典において、以下の談話を発表した。

 「抗日戦争に勝利し、中華民族は外国の侵略に対し不屈に抵抗する『叙事詩』を書いた。近代以降、外国の侵略に遭ってきた民族の『屈辱を徹底的に洗い流した』。中華民族としての自信と誇りを著しく増大させた。中国共産党は、民族復興を実現するという正しい道を切り開くべく重要な土台を創造した」

 『叙事詩』と表現する割に歴史を捏造・粉飾し、屈辱ではなく『史実を徹底的に洗い流した』ので、談話は分かり難い。過去の経緯・発言に照らし、こう言いたいのだろう。

 「古い文明を持つ中国だが数世紀の間、先進技術を備えた西洋に圧倒され、特にアヘン戦争敗戦以降は半ば植民地化された。不安定な国情は日本が仕掛けた侵略戦争で極に達し、世界のどの国も体験しえなかった1世紀を迎えた。戦争→領土割譲→革命…。相次ぐ混乱に終止符を打ったのは共産党だった。1949年の建国で『恥辱の世紀』は終わりを告げ、中華民族の再興劇が始まったのだ」

 「恥辱の世紀」、あるいは「恥辱の百年」は1840年のアヘン戦争~1945年の抗日戦勝利~1949年の中華人民共和国建国までを指す。

「抗日戦勝利」の大ウソは後で暴くとして、まずは「抗日戦勝利」を強調したいがため、「屈辱の世紀」を認めた結果、発覚してしまった大ウソを突く。

 中国は南シナ海に「九段線」なる破線を勝手に引き、破線内を「中国の海」と宣言し、「支配は2千年も続いている」との理屈を振りかざし、人工島=軍事基地建設を強行する。

 「海洋の支配権」は国際法や国際慣行上の様々な要件を満たさねば、認められない。「歴史的支配権」にせよ、「他国の黙認」「他国が知り得る継続的権利行使」などの証明が不可欠。けれども、中国が権利を主張する南シナ海は、他国と係争案件を多く抱え、「黙認」はおろか「否認」されている有り様だ。

 「他国が知り得る継続的行使」に至っては「中国は2千年前より活動。島々を発見・命名し、資源を調査し、開発し、主権の権利を継続的に行使してきた最初の国家」と威張るが、中国以外に知る国はあるまい。

 アヘン戦争開戦に反対した英国の政治家ウィリアム・グラッドストンの議会演説を思い出した。清国側に正義があったか否かは議論が分かれるが、支那人の本質を見事に看破している。

 「なるほど支那人には愚かしい大言壮語と高慢の習癖があり、それも度を越すほど。でも、正義は異教徒にして半文明な野蛮人たる支那人側にある」

 国際法や国際慣行上の要件を満たそうと、これでもかと「継続的」を連呼する。あら、不思議。そうなると「屈辱の百年」の間も南シナ海を支配していたことに…。

中国が主張する九段線の内側は南シナ海(358万平方キロ)の9割近くを占める。「屈辱の百年」で自国の領土さえ満足に統治できなかった支那が、大洋を支配していたとは、よほど強大な海軍力を有していたのだろうか。アヘン戦争中、清国軍のジャンク船が英海軍艦に吹き飛ばされるシーンを描いた絵は余りに有名だが、小欄の幻覚だったようだ。

 2014年9月、習氏は「抗日戦争勝利記念日」にあたり、共産党・政府・軍の幹部を前に重要講話を行った。

 「偉大な勝利は永遠に中華民族史と人類の平和史に刻まれる」

 頭が混乱した小欄はインターネット上で、東京湾に投錨した米戦艦ミズーリの上甲板において、1945(昭和20)年9月に撮られた写真を探していた。大日本帝国政府全権・重光葵外相らが、降伏文書署名に使った机の向こうに、連合軍将星がズラリと並ぶ一枚を思い出したためだ。米国▽英国▽ソ連▽豪州▽カナダ▽フランス▽オランダ▽ニュージーランドに混じり、中華民国(国民党)軍の軍服は確認したが、共産党系軍人は見い出せなかった。

 そのはずで、地球上に中華人民共和国なる厄介な国が現れるのは降伏調印後、中国大陸を舞台に国民党と共産党の内戦が始まり、共産党が勝って国民党を台湾に潰走させた前後。降伏調印後4年以上もたっていた。

 1937年に勃発した支那事変が大東亜戦争へと拡大する中、精強な帝国陸海軍と戦ったのは専ら国民党軍で、国共内戦時に国民党軍の損害は既に甚大であった。これが共産党系軍勝利の背景だ。

避戦に徹した共産党軍

 支那事変~大東亜戦争中、共産党系軍は一部が遊撃(ゲリラ)戦に臨んだが、帝国陸海軍と国民党軍の戦闘を可能な限り傍観し、戦力温存に専心。同じく帝国陸海軍から逃げ回った国民党軍の「退嬰的戦法」をはるかに凌駕した。

 実際、初代国家主席・毛沢東は「力の7割は共産党支配地域拡大、2割は妥協、1割が抗日戦」と指導。帝国陸軍が中華民国の首都・南京を陥落(1937年)させると、祝杯の大酒を仰いでいる。

 従って「偉大な勝利」は有り得ない。「永遠に中華民族史と人類の平和史に刻まれる」べきは、非戦ならぬ徹底した「避戦」であった。

 「避戦」は、毛が練り上げた《持久戦論》の重要要素だった。が、持久戦論は図らずも、共産党系軍が最後まで日本に勝てなかった動かぬ証拠を歴史に刻んでしまう。持久戦論は以下の前提に立つ。

 《日本は軍事・経済力ともに東洋一で速戦速勝できない。だが、日本は国土が小さく、人口も少なく、資源も乏しい。寡兵をもって、広大な中国で大兵力に挑んでいる。一部の大都市/幹線道路を占領しうるに過ぎず、長期戦には耐えられぬ。敵後方で遊撃戦を展開し、内部崩壊を促せば、最後に勝利する》

持久戦論によると、戦争は3つの段階を踏む。

 (1)敵の進攻⇔自軍の防御(1937~38年)

 (2)彼我の対峙 敵の守勢⇔自軍の反攻準備期間(1938~43年)

 (3)自軍の反攻⇒敵の退却⇒殲滅(1943~45年)

 ところが、(3)段階の頃、帝国陸軍は50万の兵力で対中戦争最大の作戦《大陸打通作戦》を実行し、戦略目的達成はともかく、作戦通りの地域を占領した。結局、支那派遣軍は終戦時点でも100万以上の兵力を有し、極めて優勢だった。第二次世界大戦におけるわが国の戦死者240万の内、中国戦線での戦死は46万人。日本敗北は毛が主唱する遊撃戦の戦果ではない。米軍の原爆を含む圧倒的軍事力がもたらしたのである。

 ところで、安倍首相の真珠湾訪問を前にバラク・オバマ米大統領は声明を出した。

 「最も激しく戦った敵同士が最も緊密な同盟国になれる」

 「戦っていない」中韓両国とはお友達になれないとの理屈になるが、「戦っていた」としてもお友達にはなれそうにない。


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サラリーマンを辞めて「専業トレーダー」やっています。現在は、配当重視株7割 売買3割でやっています。
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