株、反発も1万6000円台で足踏み 2つの理由

株、反発も1万6000円台で足踏み 2つの理由
日経新聞証券部 南雲ジェーダ
2016/2/22 15:39

 「国内機関投資家はもっぱら中小型株の押し目買いです」(東海東京証券の太井正人グループリーダー)。日経平均株価が反発した22日の株式市場ではこんな声が聞かれた。個人投資家の押し目買いも加わり、日経平均の上げ幅は一時前週末比200円超に広がった。もっとも一段の上値を追う動きは乏しく、上げ幅を徐々に縮めた。日経平均が1万6000円台前半で足踏みする背景には、2つの理由がある。

 寄り付きで安く始まった日本株は国内勢の押し目買いを支えに上昇へ転じ、1万6000円台を回復した。22日終値は前週末比143円高の1万6111円。その上昇の中身をみると、株の上値が重い1つ目の理由に思い当たる。

 国内勢の物色の矛先が、中小型株に集中している点だ。規模別株価指数を見てみると、「小型」と「中型」の上昇率が約1%なのに対して、「大型」は0.5%とその半分にとどまる。東証マザーズ指数も4%高と6連騰した半面、大型株が中心の東証株価指数(TOPIX)コア30は0.09%と上昇力は鈍い。

 小型株人気を象徴したのが、7日続伸となった創薬ベンチャーのそーせい株。22日は5%高となり、東証全体の売買代金ランキングでも5位と大盛況だった。バイオベンチャーのペプチドリームが10%高、インターネット環境の監視サービスを手掛けるジグソーが4%高、インフォテリアやミクシィなども大幅高だった。

 SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、中小型株が買われる理由を「日銀のマイナス金利政策や円高・ドル安の影響を受けにくいため」と指摘する。同時に「産油国のソブリン・ウエルス・ファンド(SWF)などが保有していなさそうな銘柄群」ということも要因の一つだという。つまり、外部環境の変化や海外勢の売りが出にくいという消去法の買いが、中小型株に人気が集中する背景にある。主力株への買いが薄い現状では相場全体の反発力は限られる。

 2つ目の理由は海外勢の動きの鈍さだ。「海外勢は相場の方向感が読みにくく、音沙汰無し」(外資系証券)という。年初からの急落と15日の急騰で大きく相場が動いたため、先行き相場が上に振れるのか、下げ続けるのか、見極める姿勢を強めている様子。裏返せばマイナス金利のダメージを受ける銀行株、円高による採算悪化が懸念される輸出関連株、資源安の影響が不安視される資源関連株という主力株に対する見方に変化はないことになる。実際、22日もメガバンク株やトヨタ自動車、ホンダ、国際石油開発帝石などが続落。中小型株に活路を見いだす国内勢と理由は同じだ。

 国内勢の押し目買いに海外勢の買いも加わってはじめて日本株の一段高が期待できる。22日は東証1部の売買代金が2兆581億円にとどまった。国内勢の押し目買いにも限界がみえる。

 「無事に20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議をこなしてからが売買のタイミング」。横浜在住の50歳代の男性個人投資家は話す。国内勢と海外勢の売買に勢いがつくにはまだ時間がかかりそうだ。


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サラリーマンを辞めて「専業トレーダー」やっています。現在は、配当重視株7割 売買3割でやっています。
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