株主還元は、これからも継続的に続く!

日本株、株主還元人気の賞味期限は近いのか
証券部 佐藤亜美
日経新聞2015/5/18 17:33

1万9890円と、4月28日以来の高値を付けた。前週末までに2015年3月期の決算発表が一巡し、市場では「日経平均2万円の条件は整った」(岡三証券の石黒英之日本株式戦略グループ長)との声が聞かれた。

 日本経済新聞社の集計によると、上場企業の今期見通しは前期比9%の経常増益の見通し。市場では2ケタ増益を見込む声が多かっただけに、会社側の予想は保守的とも言える。ただ、前期は経常利益が前の期比6%増の着地で、期初時点での見通しを上回る実績となった点に注目する声もある。「期初時点の保守的な見通しで1割近い増益というのは、決してネガティブな内容ではない」(岡三証券の石黒氏)。

 投資指標でも投資妙味が出てきた。15年3月期の決算を終え投資指標のベースが16年3月期ベースに切り替わった。これに伴い、4月下旬には18倍台に上昇していた日経平均のPER(株価収益率)が足元では16倍台前半に切り下がっている。

 気になる点もある。18日の株式市場で話題となったのがファナックの急落。モルガン・スタンレーMUFG証券が15日付で投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に変更したのがきっかけだ。同証券のリポートは「株主還元の『祭り』はそろそろ終わり」と記しており、市場には「株主還元の強化は、これまでの株価上昇にほぼ織り込まれた」との見方が広がったとみられる。ファナック株は前週末比520円安の2万5450円で引け、日経平均株価のマイナス寄与度で1位になった。

 ファナックは4月に配当性向を60%に引き上げる新たな株主還元方針を発表し、上げが突出していただけに売りが出やすかったという面がある。また、この日上昇した三菱UFJフィナンシャル・グループやみずほフィナンシャルグループ、第一生命保険などに共通するのは株主還元の強化で、相場のテーマとして一巡してしまったわけではないようだ。

 ただ今後、投資家は株主還元の実行力や持続力をより見極めるようになるとみられる。決算発表の次の大きなイベントは6月の株主総会。株主との対話で、経営陣がどんな発言をするかなどで銘柄の選別色が強まる可能性がある。

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サラリーマンを辞めて「専業トレーダー」やっています。現在は、配当重視株7割 売買3割でやっています。
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