中国版バズーカ、日本株買い促す

中国版バズーカ、日本株買い促す
日経新聞証券部 野村優子
2015/4/21 17:06

 21日の東京株式市場で日経平均株価は250円超上昇、終値は前日比274円(1.4%)高の1万9909円だった。業種別日経平均は全36業種中35業種が上げ、ほぼ全面高の展開となった。

 この上げ相場の大きな要因とされるのが、中国の中央銀行である中国人民銀行が発表した追加の金融緩和策だ。市中銀行から強制的に預かる資金の比率を示す預金準備率を20日から1%下げた。これまでは0.5%刻みで行ってきたが、下げ幅を拡大することで資金流動性をさらに増やして景気の下支えを目指す狙いだ。

 この中国版バズーカを受け、「余剰資金の流入があるのでは」との思惑から欧米株は大幅に上げた。「海外勢の反応を見て、日本株にも買い安心感が広がった」(SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリスト)。中国景気の下振れ懸念がくすぶるなか、「チャイナリスクに中国政府が手を打っている」(カブドットコム証券の河合達憲チーフストラテジスト)ことも株高につながっている。

 日経平均株価は10日に一時2万円を上回って以降、目先の達成感から利益確定売りが先行、買いはそれまで出遅れていた銘柄に限定されてきた。この日はほぼ全面高で東証株価指数(TOPIX)も約7年半ぶりに高値を更新。「日本株ウエートを高めたい海外勢が動いている」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長)という。

 特に目立ったのが大手銀行株の上げだ。日銀の追加緩和観測もにわかに高まり、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGの三大メガバンクがそろって年初来高値を更新。当初出遅れ物色とされていた銀行株も上値を追う展開となっている。

 こうした上昇相場に持続性はあるのか。気になるのは20日に決算を発表した安川電機の値動きだ。2016年3月期に最終減益になるとの見通しを出し、21日の市場では2%安となった。3月期企業の決算発表は今週後半から本格化する。市場の期待通り業績見通しが出なければ、「中国版バズーカ」の効果も長続きしない可能性がある。(証券部 野村優子)


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サラリーマンを辞めて「専業トレーダー」やっています。現在は、配当重視株7割 売買3割でやっています。
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